Takuro Osaka v2.0

逢坂卓郎展 GROUND

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design:mitsuo katsui

Fullness in the earth ●地中に満つるもの
2005年11月6日(日)〜11月28日(月)

開催時間 : 10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
参加費 : 入場無料
場 所 : ポーラ ミュージアム アネックス
中央区銀座1-7-7 
Tel:03-3563-5501
Fax:03-5250-4670 
主 催 : POLA
協 力 : 日亜化学工業株式会社
浜松ホトニクス株式会社
勝井デザイン事務所
(有)スペースプランニング
テクニカルディレクター : 倉田真一

芸術と科学は常に深いかかわりを持ちながら進化してきましたが、視覚芸術の分野での表現には隔たりがありました。それは、内在するものを描き出す、または映し出すことを主眼としていたからです。しかし昨今、科学的研究・技術の進化を基盤に、現代芸術分野では宇宙や地中から、生命体に送られてくるメッセージを「美的表現」に変換する先進的な作品が誕生しています。
本展覧会では、光アートの第一人者、筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学系教授逢坂卓郎氏の作品を通して、多くの方々に最先端の研究に裏打ちされた「美」の世界を体感していただくことを願っております。
2005年9月 ポーラ ミュージアム アネックス

GROUND——私たちは宇宙から降り注ぐ宇宙線とともに大気や地中、食物などから微量 な放射線を常時浴びている。その自然放射線をBack groundと呼ぶ。作品“Ground” は地中から放射されているガンマ線を捉え、光に変換する装置空間である。群発地震 時、地層から放射された電磁波は、太陽風によるオーロラと同様に大気を刺激し発光 させる。天と地は過去と言う時間的背景を持つ無数の放射線の発信源である。その狭 間にいる私たちにとってGroundはカオスではなく自らの有り様を見据える背景でもある。

逢坂卓郎

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